税理士登録と必要書類|税理士登録の方法を丁寧に解説します

『税理士登録』をするために、様々な書類が必要なんです!

あなたの身の回りに「税理士さん」はいますか?
とても難しい税理士試験に合格した!とてもすごいことですよね。 税理士試験は5科目合格すると、晴れて合格となります。 合格まで平均で10年、長くてもっとかかる人もいるのが納得のいくほど合格率の低い難しい試験となります。
でも、それだけでは税理士として働くことはできないと知っていましたか? 税理士として仕事をするためにも必ず『税理士登録』を行わなくてはなりません。
税理士登録にはとてもたくさんの書類が必要となります。 1つでも欠けてしまうと税理士登録ができないので、注意が必要です。
せっかく取得した一生ものの資格、きちんと登録を行い、胸を張って「税理士」として働きましょう!

CONTENTS

  • 税理士の登録

    税理士の登録

    税理士となる資格を有する者が税理士となって税理士業務を行うためには、税理士法第18条によって日本税理士会連合会に備えてある税理士名簿に登録を受けなければならないとされています。 この税理士名簿の登録を受けるためには必要な書類を複数点、税理士事務所を構えようとする所在地の区域の税理士会へ提出しなければなりません。 また日本税理士会連合会会則第44条の規定により、手数料として5万円を納付しなければなりません。 手数料は登録調査、登録審査及び登録事務に関する諸経費を基に算定しており、内訳は人件費が17,370円、調査・審査費として17,810円、事務費10,650円、その他6,050円となっています。

  • 登録の提出書類

    登録の提出書類

    登録の提出書類は多くあります。 実は税理士登録申請書は同じものが5通もいるんです!! 正本以外の4通は、コピーでも大丈夫ですが、全てに必ず自署・押印が必要となるので、絶対に忘れてはなりません。 全申請者が提出を要する書類には、税理士登録申請書、登録免許税領収証書、登録手数料、写真、戸籍抄本、住民票の写し(マイナンバーの記載のないもの)、登記されていないことの証明書、身分証明書、資格を証する書類、履歴書、誓約書、税理士会会長宛の誓約書、葉書、直近2年分の確定申告書の写しがあります。 申請内容や税理士会によってはこれ以外の書類の提出を求めることもあります。

  • 提出書類2

    提出書類2

    全申請者が提出を要する書類以外、試験合格者及び試験免除者が提出する書類には在職証明書、在職証明書に係る印鑑登録証明書、源泉徴収票または確定申告書の写し1式、場合により提出する書類には税理士事務所と会計法人の関係について、職務概要説明書、勤務時間の積上げ計算書、大学院通学状況説明書があります。 他にも会社の履歴事項全部証明書、退職同意書、退職理由説明書、無職期間の生活状況説明書、業務執行に関する誓約書、旧姓使用承認申請書、税理士法人の社員資格証明申請書、社員税理士・補助税理士同意書、税理士法人の定款(案)の写し、登録抹消した理由及び再登録する理由などもあります。 ここでは全申請者が提出を要する書類について解説します。

  • 書類の提出先

    書類の提出先

    税理士になるためには、税理士となる資格を有する者が日本税理士会連合会に備える税理士名簿に登録しなければなりません。 税理士となる資格とは税理士試験に合格した者、税理士法の規定により試験科目の全部について税理士試験を免除された者、公認会計士、弁護士で、税理士試験に関わる者は実務経験、会計に関する事務(貸借対照表勘定及び損益計算書を設けて経理する事務)に従事した期間が通算2年以上あることを必要とします。 税理士名簿の登録は日本税理士会連合会が行っていますが、登録の申請書類は税理士事務所を設けようとする地区の税理士会に提出することになっています。 全国の税理士会は各都道府県にあるわけではありません。

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